鳥の目鹿の目

ABOUT
“鳥の目鹿の目”について

鳥取県鳥取市鹿野町。かつて城下町として栄えた人口3700人ほどの小さな町の廃校となった小学校と幼稚園の跡地に、2006年、「鳥の劇場」が誕生しました。
「鳥の目鹿の目」は、「演劇活動を通じて、広く地域に必要とされる存在でありたい」と願う彼らの挑戦を追いながら、彼ら自身では気づかない“トリゲキ”の魅力や、毎年開催される国際フェスティバル「鳥の演劇祭」について情報発信します。
さらに、 “舞台芸術のまち”として海外からも注目され、輝きを放つ鹿野町の表情をレポートするとともに、国内外にTOTTORIの今を伝えていきます。

“鳥の劇場”について

2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった小学校と幼稚園を劇場施設にリノベーションし、収容数200人の「劇場」と80人の「スタジオ」と呼ばれる2つの劇場を有する。「鳥の劇場」は、劇団の名称であり、劇場の“場”でもある。「創る」「招く」「いっしょにやる」「試みる」「考える」の5本柱で年間プログラムを構成し、現代劇の創作・上演と併行して、ワークショップや国内外の優れた作品の招聘、レクチャーなどを実施している。

主な作品は、「老貴婦人の訪問」(デュレンマット)、「かもめ」(チェーホフ)、「剣を鍛える話」(魯迅)、「誤解」(カミュ)、「熊野」「葵上」(三島由紀夫)、「料理昇降機」(ピンター)、「白雪姫」(グリム)、「天使バビロンに来たる」(デュレンマット)など。

2008年から、地域や行政との協働による演劇祭「鳥の演劇祭」を実施。韓国、中国、ルーマニア、イギリス、イタリア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、トルコ、アメリカなどからアーティストが参加するなど、国際交流を進め、2010年、13年、16年には日中韓三国の演劇祭「BeSeTo演劇祭」も開催。舞台芸術家のための創作の拠点として、全国、海外に開かれた場となることを目指す。同時に、演劇・劇場にしかできない地域振興、教育分野への貢献のあり方を模索している。
国際交流基金地球市民賞受賞(2011年度)、第6回地域再生大賞ブロック賞受賞(2015年度)、第30回山陰信販地域文化賞受賞(2017年度)。

主宰:中島諒人
メンバ-:齊藤頼陽・中川玲奈・赤羽三郎・村上里美・武中淳彦・高橋等・中垣直久・安田茉耶・生田正・中島佳子・畠中聡・國石百加・松本智彦・藤岡千夏
鳥の劇場
劇場/スタジオ(旧鹿野小学校体育館/旧鹿野幼稚園)
〒689-0405 鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1812-1
TEL・FAX (0857)84-3268
電子メ-ル info@birdtheatre.org
ウェブサイト www.birdtheatre.org
【取材・構成】
株式会社吉備人