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鳥の劇場2023年度活動テーマ:三年で施設全体がリニューアル!新しい出会いと発見の場へ!

 

皆さんへのご報告

 

新年度になりました。劇場のグラウンドの桜も満開です。3月末に鳥の劇場の今後にとって非常に大きな意味を持つ内閣府の交付金が決定したのでお知らせします。この交付金は、現在の鳥の劇場の施設をグラウンドを含めて再整備し、演劇を中心としたさまざまな芸術体験や交流の場とすることを通じて、地域の一層の活性化を目指すものです。

 

ハード事業は具体的には
令和5年度  既存の旧幼稚園部分の改修  敷地奥の校舎を半分解体、整地
令和6年度  整地された部分に新施設を建設
令和7年度  グラウンドの舗装や芝生化  野外舞台の設置  残りの校舎の解体
という計画で、並行して様々なソフト事業も展開します。

 

この事業の背景には次のような事情がありました。
・劇場部分(体育館)は2017年に改修したものの、劇場エントランスから劇場入り口までの旧幼稚園部分に劇場としての法的基準に未対応の部分がある。この点は、鳥取市の担当部署と連携し継続して対応してきたことでした。
・敷地奥側の古い校舎を、大道具や小道具などの製作場所、衣裳小道具の保管場所としているが、建物の老朽化が著しく、代替の施設がかなり近い将来に必要。
・一方、2006年以来の鳥の劇場の活動を地域の方も理解し応援してくれており、地域の発展の核としての鳥の劇場の役割に、信頼や期待が醸成されている。

 

以上の状況を踏まえ地域住民の皆さん、鳥取市、鳥取県の行政担当の皆さんと相談し、具体的検討を昨年から本格的に進める中で、鳥取市を中心に鳥取県とともに内閣府のデジタル田園都市構想関連の交付金に応募し採択されたという経緯です。

 

新施設の構想は設計事務所アトリエ・ワンさんと進めています。演劇創作が持つ各種創作機能を、一般の方も体験できるようにすること、様々な交流を促進する場を作ること、施設建設の過程においても、広く皆さんの協力を得ながら進める「普請」という思想を大切にすることなどを核に、具体の形が見えてきており、今年中に実施設計を進めます。
劇場としての活動と並行してこれだけのことを進めるので目がまわるようですが、また、新施設建設には鳥の劇場も一部費用負担がありますので資金調達が悩ましいのですが、そして解体準備のための引っ越しとか色々現実的にも大変なのですが、グラウンドも含めて施設全体が演劇創作を中心とした交流の場となるということは、我々にとっては夢のようなことです。

 

あらためて、皆さんの今までのご理解・ご支援に感謝申し上げるとともに、まずは第一報のご報告とさせていただきます。今後もこの件、折に触れて進捗をご報告させていただきます。

 

NPO法人鳥の劇場代表理事  中島諒人

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