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鳥の劇場 新施設のための寄付のお願い

新施設(アネックス)建設のための昨年の寄付のお願いに、多くのみなさんのご厚情をお寄せいただいたことに、まずは感謝申し上げます。今回のお願いは、昨年積み上がらなかった残額についてお願いをさせていただくものです。

あらためて、このアネックスの目的をご説明します。一つは、鳥の劇場の創作機能の強化です。作業場や倉庫的に使っていた古い小学校舎の老朽化が著しく、取り壊した跡地に、鳥の劇場所有の建物を作るしかないということになりました。劇場をレストランに例えるなら、厨房やパントリーを充実させ、さらに料理の質をあげたいということです。みなさんのご支援を得て、鳥の劇場は国内外で知名度を日々高めています。その屋台骨である「ものづくり力」を一層強め、さらに芝居の質をあげたい!

検討の中、もう一つアイデアが生まれました。アネックスが持つものづくり機能を、可能な時に一般の方にも開放しよう!2006年から始めた我々の活動がめざして来たのは、劇場をもっと開かれた場とし、演劇を通じてさまざまな新しい出会いを生み出したいということ。従来もワークショップなどで、創作体験をさまざまに提供してきましたが、やがて20周年を迎える鳥の劇場の活動をさらに開かれたものとするためにも、ものづくり=創作体験をもっと楽しめる場としたい!アネックスの二つ目の目的です。

創作体験の具体のイメージとして考えているのは例えば、少しガタつく古い椅子を補強し、汚れを落とし、磨き、好みの色に塗り直してみる。発砲スチロールを造形して、不思議な野菜や動物を作ってみる。好みの布を用いて、簡単な型紙でシャツやワンピースを作ってみる。外国の演劇人と、鳥取の食材も生かしながら、その国の料理を作って味わう、などなど。企画や運営も、鳥の劇場だけで進めるのではなく、若い世代を中心にもっと幅広に地域のみなさんに加わってもらい、新しいアイデアや運営の仕方も考えられたらと思っています。

アネックスが目指すのは、演劇創作のためのバックヤードとしての役割と地域のためのものづくりの場としての役割の、二つの両立です。20世紀は消費の喜びが人を動かしました。21世紀は創作の喜びが人を動かします。観劇とものづくりの劇場。こんな場所、他のどこにもありません。みなさんの熱烈なご支持とご寄付をお願い申し上げます。完成したらぜひ遊びに来てください。

 

認定NPO法人 鳥の劇場 代表理事 中島諒人

 

 


ご寄付いただく方法には、以下の二つがあります


 

チラシはこちら>>

 

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