稽古場日誌

[1/13稽古場日誌] チェン

2周目の出番が早くないか?打順を間違えたか?…という声が聞こえてきそうですが、人間誰しも間違いはある!(本当に間違えたわけではないですが…)

しかしながら人を出し抜く、割り込む、追い越すなどは以ての外!そこを履き違えてはいけない。待つ、ということが大切。(何の話?余談でした…。)

今年のじゆう劇場「間違いの喜劇」の公演まで、もう少しお待ちください。

 

今日の稽古は最初のウォーミングアップを早々に切り上げ、中島監督指導のもと、出演者全員が円になったままの状態で、場面ごとのセリフ確認が始まりました。

 

そして「今まで言わなかったが、」と鳥の劇場俳優齊藤さんが切り出す。
「今さら台本を見る必要はない、字面を追うな!」と本気の指導!
(かの有名なお方の名言「Don’t think. Feel!(考えるな。感じろ!)」にも通ずるか?…と思ったのは自分だけだろうか?)
「舞台上では、周りの演者の反応を見ることの方が大事だ!」と話されました。
背筋が凍る、いや、伸びる思いのズシリと重い言葉。そして空気も。
おっしゃる通りで、公演本番までの稽古は、今日が終われば残すは来週のみです。
明日は満月、満つれば欠ける、不要なものを手放すタイミング。台本も手放す時のようです。

 

稽古場には一段と緊張感が漂っています。
午後は、各自に衣装が用意され、本番を想定しての一本通し稽古でした。
とはいえ、昨日は台本の大幅な変更があったので、手放すのはちょっと厳しい。
にもかかわらず、皆戸惑いながらも対応しているところがさすがです。
セリフの間の詰め方、テンポ、立ち姿勢など中島監督の指導もこれまで以上に熱くなります。
出演者もそれに食らいつき、まさに真剣そのもの、本気の演技、皆必死です!

 

この熱さ、このエネルギー…
これこそが、私が昨年度初めて観客として、じゆう劇場を見させていただいた時の感覚、そのことを思い出しました。
こうやって一体感が生まれ、そして空間がつくられていくのか、と。
見ているだけの私チェンは、ただ圧倒されていますが、同じ空間を共有させていただき貴重なことだと思っています。

 

以上、2度目のMr.チェンでしたが、1年に3度目はさすがにない。
仏の顔も3度。 打席が何度も廻ってくることはないのです。
ちなみに鳥取砂丘へは、ぜひ3度のお越しをお勧めします。
砂(サンド)だけに…
近くにある巳年にちなんだ神社(多鯰ヶ池お種弁天)へお参りをし、開運祈願などもどうぞ。

ここでの参拝、時計回りに3周するとご利益があるとか。

 

おっと、また脱線してしまいましたが、じゆう劇場の公演は1/25(土)、26(日)の2日間、2days です!
3日目はないので、2度見るのもアリかも。
そして鳥の劇場へは何度でもお越しくださいませ!