『酒神 ディオニュソス』 Dionysus
原作:エウリピデス Originally written by Euripides
演出:鈴木忠志 Directed by SUZUKI Tadashi
9月12日(土)・13日(日)14:00 September 12th(Sat.) & 13th(Sun.) 2PM
鳥の劇場[劇場] BIRD Theatre [Theatre]
料金:大人/2,500円 中高生/500円 小学生/無料(未就学児入場不可)
演劇祭ディレクターより
劇団の主宰者の鈴木忠志さんは演出家として、劇場の芸術監督として、思想家として、私が最も影響を受けた人物です。今回上演していただくのは、SCOTの代表作の一つで、世界各国で上演されて、揺るぎない評価を得ているギリシア悲劇です。シンプルな物語展開の中で、人間のからだだけでこれほど強烈な世界が作り出されることに驚かされます。
作品のあらすじ
酒の神ディオニュソスは、アジアの町々を遍歴し、人々を自らの教えに従わせたのち、その宗教をギリシアの地に広めようとテーバイの町にやってくる。だが、テーバイの王は、ディオニュソスを神と認めようとしない。そこでディオニュソスは、テーバイの女たちを彼の教えに帰依させ山に集めてしまう。王は、ディオニュソスの教えが市民全体に浸透することを恐れ、ディオニュソスを捕らえようとするが、逆に彼の魔力に魅せられ・・・。
鈴木忠志
1939年静岡県清水市生まれ。66年、別役実、斉藤郁子、蔦森皓祐らとともにSCOT(SUZUKI COMPANY OF TOGA−旧名・早稲田小劇場)を創立。76年富山県利賀村に本拠地を移し、82年より世界演劇祭「利賀フェスティバル」を毎年開催。74年、岩波ホール芸術監督、88年、水戸芸術館芸術総監督を経て、95年に静岡県舞台芸術センター芸術総監督に就任(07年、退任)。シアター・オリンピックス国際委員。演劇人の全国組織・舞台芸術財団演劇人会議理事長。 ケンブリッジ大学が出版している20世紀を主導した演出家・劇作家21人のシリーズに、アジア人としてただ一人選ばれ、すでに『The Theatre of Suzuki Tadashi』として出版されている。
●12日(土)14:00の回上演後に演出家と鳥取県知事によるスペシャルトークがあります(詳しくはこちら)
|