『三人姉妹』 Three Sisters
作:A. P. チェーホフ Written by A. P. Chekhov
演出:アレクサンドル・ダビジャ Directed by Alexandru Dabija
9月19日(土)・20日(日)14:00 September 19th(Sat.) & 20th(Sun.) 2PM
鳥の劇場[劇場] BIRD Theatre [Theatre]
料金:大人/2,500円 中高生/500円 小学生/無料(未就学児入場不可)
演劇祭ディレクターより
06年に私の演出作品をソウル(韓国)で上演した際、同じフェスティバルの演目として、この『三人姉妹』に出会いました。廊下のような細長い舞台で、登場人物が軽やかに行き来しながら小気味よく展開するチェーホフです。日本人がうっかりするとやってしまう、過剰に叙情的なチェーホフとは全く違います。東欧圏の芝居は、演劇への信頼や尊敬が作品の背後に感じられて素敵です。
作品のあらすじ
三人姉妹のオーリガ、マーシャ、イリーナ。オーリガの下に、アンドレイという弟。4人が暮らす地方都市に軍隊がやってくる。亡くなった父が旅団長をしていた縁で、家には軍人がひっきりなしにやってくるようになる。長女のオーリガは独身。女学校の教師をしており、末のイリーナと共に生まれ故郷のモスクワに行くことを夢見ている。アンドレイは大学教授になることを期待されているが、父の死後急に太りだし、賭けにのめり込みはじめる。次女のマーシャには中学教師の夫がいる。結婚前は頭のいい人だと思っていた夫がそうではないことがわかり退屈している。
プロイェシュティ トマ・カラギウ劇場
1949年にプロイェシュティ市の中心に設立。演劇、ミュージカル、人形劇の3つの部門があり、主劇場と人形劇専用劇場の2つの劇場をもつ。フランス、イギリス、ポーランド、スペイン、韓国などさまざまな国との交流を行い、世界中の著名な演劇人やアーティストの紹介にも力をいれている。過去3年間、ルーマニア国内におけるアンケートで、国内の最も素晴らしい劇場の一つとしてノミネートされている。
●17日(木)20:00から現場のぞき体験があります(詳しくはこちら)
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