第一週
WEEK 1
「私」の向こうに何を見る?
「私」という概念は「健常」な戦える人間を前提としている。その再検討を迫るじゆう劇場版『ロミオとジュリエット』
日和見の大衆と独裁者の相互不信と共依存。私欲の行き着く先の大崩壊を描く『ブレヒト版「アンティゴネ」』
「私」をすべての起点とするのは、自由を旨とする近代社会で最も基本とされることです。しかし「私利」の追求は、経済の面では天文学的とも言える格差を生み、社会生活の面では異なる他者を排除する不寛容となって大きな問題となっています。「私」は最も尊重されるべきです。「私権」の制限には最大限の慎重さを持って臨まなければなりません。「私」を制限する隣国が、コロナもさっさと乗り越えて繁栄を謳歌しているように見えるのも気になるところです。どの「私」も抑圧することなく、どの「私」も幸福になる方法はあるのでしょうか?容易でないことは百も承知ですが、そのヒントになる考えをお二方のご専門の立場からお示しいただき、意見交換もしていただきます。
上演プログラム
『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの』
じゆう劇場[鳥取]
- 【上演】
- 13:30〜
- 【日時】
- 9月11日(土)13:30
9月12日(日)13:30 - 【会場】
- 鳥の劇場[劇場]
英語字幕・手話通訳・音声ガイドあり
上演プログラム
『ブレヒト版「アンティゴネ」』
鳥の劇場[鳥取]
- 【上演】
- 18:30〜
- 【日時】
- 9月11日(土)18:30
9月12日(日)18:30 - 【会場】
- 鳥の劇場[特設野外劇場]
英語字幕あり
ワークショップ
じゆう劇場の人たちと自由に体を動かそう
- 【開催】
- 16:00〜
- 【日時】
- 9月11日(土)16:00
- 【会場】
- 鳥の劇場[劇場]
手話通訳あり
講演
大澤真幸 講演「新しいコミュニズムへ ー 人新世のただ中から考える」
- 【開催】
- 11:00〜
- 【日時】
- 9月11日(土)11:00〜12:30
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
手話通訳あり
講演
播磨靖夫 講演「非情芸術その未来ー響き合う世界は美しいー」
- 【開催】
- 11:00〜
- 【日時】
- 9月12日(日)11:00〜12:30
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
手話通訳あり
対談
対談 大澤真幸 × 播磨靖夫
- 【開催】
- 16:00〜
- 【日時】
- 9月12日(日)16:00〜17:30
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
手話通訳あり
関連企画
「小鳥の家族」
- 【日程】
- 9月11日(土)
9月12日(日)
9月18日(土)
9月19日(日) - 【時間】
- 13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 - 【会場】
- 鳥の劇場周辺、鹿野町内
【集合(解散)場所】しかの心
関連企画
「果樹の里山」でいろいろ体験
- 【日程】
- 9月11日(土)〜26日(日)の土日
- 【会場】
- 果樹の里山(鹿野町河内集落)
第二週
WEEK 2
「過去」の向こうに何を見る?
「落とし物」が見知らぬ二人を結びつけ、多様な身体的戯れとともに豊かな心の関わりを見せてくれる『おとしモノ』
「戦争」と「家庭」の合間から、人間の優しさ・残酷・無力・憎悪など真逆の多量の感覚が交錯する『戦場のピクニック』
未来を考えるには、過去を見るのが得策だというのは、いろんな場面で感じることです。読みづらい「過去」の図面や戯曲を、専門家とともに読もうというのがこの週のテーマです。建築家の塚本さんには過去の「家」を紹介してもらいます。鳥の演劇祭プログラム・ディレクターの中島は過去の「戯曲」を紹介します。「家」には施主の希望だけでなく、設計者が願う人間の日々の営み、こんなふうに生きてほしいという生活への願いが込められているはずです。戯曲にも作者の願う人間観が書き込まれていて、それはしばしば既存の秩序を撹乱する者として現れるのですが、ともかく作者の願いや既存社会への批判が込められています。「過去」を通じて、願望された未来を読み起こします。
上演プログラム
『おとしモノ』
累累[東京]
- 【上演】
- 13:30〜
- 【日時】
- 9月18日(土)13:30
9月19日(日)13:30 - 【会場】
- 鳥の劇場[劇場]
上演プログラム
『戦場のピクニック』
鳥の演劇祭14プロデュース作品
- 【上演】
- 13:30〜・18:30〜
- 【日時】
- 9月18日(土)13:30・18:30
9月19日(日)13:30・18:30 - 【会場】
- 鳥の劇場[劇場]
英語字幕あり
ワークショップ
不条理劇『戦場のピクニック』を読むワークショップ
- 【講師】
- 鳥の劇場 中島諒人
- 【開催】
- 11:00〜
- 【日時】
- 9月18日(土)11:00
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
ワークショップ
家の図面を読むワークショップ1
- 【講師】
- アトリエ・ワン 塚本由晴(建築家)
- 【時間】
- 16:00〜
- 【日時】
- 9月18日(土)16:00
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
ワークショップ
家の図面を読むワークショップ2
- 【講師】
- アトリエ・ワン 塚本由晴(建築家)
- 【時間】
- 11:00〜
- 【日時】
- 9月19日(日)11:00
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
対談
対談 塚本由晴 × 中島諒人
- 【開催】
- 16:00〜
- 【日時】
- 9月19日(日)16:00〜17:30
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
関連企画
写真ワークショップ『身近な自然を親子で撮影しよう!』親子フォトキャラバン
- 【日程】
- 9月18日(土)
9月19日(日) - 【時間】
- 10:00~12:00
- 【会場】
- 鳥の劇場周辺、鹿野町内
【集合(解散)場所】しかの心
関連企画
「小鳥の家族」
- 【日程】
- 9月11日(土)
9月12日(日)
9月18日(土)
9月19日(日) - 【時間】
- 13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 - 【会場】
- 鳥の劇場周辺、鹿野町内
【集合(解散)場所】しかの心
関連企画
「果樹の里山」でいろいろ体験
- 【日程】
- 9月11日(土)〜26日(日)の土日
- 【会場】
- 果樹の里山(鹿野町河内集落)
第三週
WEEK 3
「図工」の向こうに何を見る?
ちいさなちいさなみつばちの日々の営みを通じて、生命の不思議や自然界の荘厳さが見えてくる『みつばち共和国』
怪力無双の悪者三人組が一人の女の子と出会い、巡り巡って偉大な歴史を残してしまう『すてきな三にんぐみ』
人間の本質を「工作人(ホモ・ファーベル)」と定義したのは20世紀前半を中心に活躍したフランスの哲学者ベルクソンですが、彼は「人間はモノを作りそれを通じて自己を形成する」と語りました。現在「アート的思考」が注目されています。そこで語られるのはグローバルな競争下での付加価値=富創造の手段としての「アート」です。学校での図工や美術にもその視点が少なからず入っています。一方で手で何かを作ることが手段に還元されない純粋な喜びを持っていることは、我々が実感として知っていることです。けれどその喜びが「趣味」という名の下に片隅に囲い込まれ生活と切れている現実もあります。「図工」という視点から生きる喜び、現在の課題などについて考える時間を、お二方と持ちたいと思います。
上演プログラム
『みつばち共和国』
SPAC-静岡県舞台芸術センター[静岡]
- 【上演】
- 13:30〜
- 【日時】
- 9月25日(土)13:30
9月26日(日)13:30 - 【会場】
- 鳥の劇場[劇場]
英語字幕あり
上演プログラム
『すてきな三にんぐみ』
鳥の劇場[鳥取]
- 【上演】
- 13:30〜・18:30〜
- 【日時】
- 9月25日(土)13:30・18:30
9月26日(日)13:30・18:30 - 【会場】
- 鳥の劇場[劇場]
英語字幕あり
ワークショップ
tupera tupera 工作ワークショップ
- 【講師】
- tupera tupera 亀山達矢(絵本作家)
- 【時間】
- 10:30〜
- 【日時】
- 9月25日(土)10:30
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
講演
苅宿俊文 講演「大人の中に生きる『図工の時間』を考える」
- 【開催】
- 16:00〜
- 【日時】
- 9月25日(土)16:00
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
講演
亀山達矢 講演「tupera tuperaの絵本の世界」
- 【開催】
- 11:00〜
- 【日時】
- 9月26日(日)11:00
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
対談
対談 亀山達矢 × 苅宿俊文
- 【開催】
- 16:00〜
- 【日時】
- 9月26日(日)16:00〜17:30
- 【会場】
- 鳥の劇場[ホワイエ]
関連企画
「果樹の里山」でいろいろ体験
- 【日程】
- 9月11日(土)〜26日(日)の土日
- 【会場】
- 果樹の里山(鹿野町河内集落)