劇的舞踊vol.3『ラ・バヤデール−幻の国』
La Bayadère – Nation of Illusion
Noism[日本・新潟]
Noism
オペラやバレエなどで知られる物語を、Noismオリジナル作品として描く「劇的舞踊」。脚本は劇作家・演出家の平田オリザが、古典バレエの名作『ラ・バヤデール』を翻案して、書き下ろしたもの。Noismの舞踊家に加え、静岡県舞台芸術センターから俳優が参加。スタッフに建築家やISSEY MIYAKEのデザイナーといった各分野のプロフェッショナルを揃え、ジャンルを越えて挑む、舞踊×演劇の作品です。
演出:金森穣 脚本:平田オリザ 振付:Noism1
音楽:L.ミンクス《ラ・バヤデール》 笠松泰洋
空間:田根剛(DORELL.GHOTMEH.TANE/ARCHITECTS)
衣裳:宮前義之(ISSEY MIYAKE) 木工美術:近藤正樹
出演:Noism1 & Noism2/奥野晃士 貴島豪 たきいみき(SPAC − 静岡県舞台芸術センター)
上演スケジュール
9月24日(土)16:00
※終演後に、アフタートークを行います
会場
米子市文化ホール メインホール
〒683-0043
鳥取県米子市末広町293
電話:0859-35-4171
Noism(ノイズム)
2004年4月に、演出振付家・舞踊家の金森穣のりゅーとぴあ舞踊部門芸術監督就任に伴って設立。同会館を拠点に活動する日本唯一の劇場専属舞踊団。プロフェッショナルカンパニーNoism1と研修生が所属するNoism2の2つのカンパニーからなり、海外でも広く公演を行っている。新潟から世界を見据えたカンパニー活動と、舞踊家たちの圧倒的な身体によって生み出される作品は、国内外で高い評価を得ている。第8回朝日舞台芸術賞舞踊賞受賞。
☆よりお芝居を楽しんでいただくために
この作品の原作「ラ・バヤデール」
1877年にロシアで初演されたバレエ作品。音楽は『ドン・キホーテ』で知られるオーストリアの作曲家レオン・ミンクス。
インドの寺院に仕えるバヤデール(舞姫)であるニキヤと戦士ソロルの恋を描く。二人はひそかに愛し合っており、結婚の誓いを立てる。しかし王ラジャはソロルを気に入り娘ガムザッティと結婚するよう命じる。婚約の宴でニキヤは舞を舞うように命じられ花かごを渡されるが、そこには毒蛇が仕込まれており、ニキヤは息絶えてしまう。ニキヤを失ったソロルは阿片に溺れ、幻覚の中ニキヤに再び愛を誓う。やがて寺院で結婚式が執り行われるが、ニキヤとの愛の誓いをやぶったソロルに神が怒り、建物が崩れ去りそこにいた全員が死んでしまう。そこへニキヤの亡霊が現れてソロルの魂を救い、天国へと導いていくのだった。
- 【主催】
- 日本BeSeTo委員会 平成28年度 文化庁 戦略的芸術文化創造推進事業
- 【共催】
- 公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議
- 【助成】
- 一般社団法人東京倶楽部