『ジャングルブック』
The Jungle Book
劇団旅行者[韓国・ソウル]
Yohangza Theatre Company
「ジャングルブック」はノーベル賞作家キップリングが約100年前に書いた短編童話集。狼に育てられた少年モーグリのエピソードはディズニーによってアニメ化されています。本上演は、そこでは描かれなかった「ジャングルブック」の別の面白さを見せてくれます。観客を巻き込む5人の俳優によるアンサンブルは、“ジャングル”のようにエネルギーに満ちています。
原作:R.キップリング 演出:イ・デウン
音楽:オンブレ 映像:キム・ジャンヨン
出演:ハン・インス キム・サンボ ソン・ジュンソク ファン・ウィジョン クォン・ウネ
上演スケジュール
10月1日(土)14:00・2日(日)14:00
※10月1日(土)終演後に、アフタートークを行います
会場
とりぎん文化会館 梨花ホール
〒680-0017
鳥取県鳥取市尚徳町101-5
電話:0857-21-8700
劇団旅行者
1997年設立。俳優たちの身体の祝祭性、東洋的な音楽、衣装と舞台美術を融合させた、韓国的な“美”を基本にしたスタイルの作品は、国内をはじめ海外でも高く評価されている。2006年には、韓国の劇団としては初めてロンドンのバービカン・シアターに招待された。カイロ国際実験演劇祭大賞、グダニスク国際シェイクスピアフェスティバル大賞(ポーランド)などを受賞。
韓国語上演(日本語字幕あり)
☆よりお芝居を楽しんでいただくために
《ジャングルブック》
イギリスの作家・詩人のラドヤード・キップリングが1894年に出版した童話集。翌年には続編も出版されている。7つの短編で構成され、ベーリング海の白アザラシ「コチック」を取り上げた「白アザラシ」以外、舞台はインドのジャングルであり、作者自身のインドでの生活が下敷きになっている。狼に育てられた少年モーグリのエピソードは、ディズニーにより数度にわたってアニメ化、実写化がされている。(最初のアニメ化は1967年。今年、ディズニーによって二度目の実写化がされた。) また、このエピソード中に描かれている「群れにおける掟の存在とその掟に従うことの重要性」をバックグラウンドにして、「カブスカウト」が創案された。
《ラドヤード・キップリング》
1865-1936。イギリスの小説家・詩人。イギリス統治下のインドを舞台にした作品、児童文学で知られている。英領インドのボンベイ(現:ムンバイ)生まれ。大英帝国が栄華を誇っていた時代に、植民地の一つであるインドで、父親は美術学校の建築彫刻科教授、母親は有名な美人四姉妹“マクドナルド・シスターズ”のひとりという、文化的にも経済的にも恵まれた環境に生まれている。代表作は「ジャングルブック」、「少年キム」、「マンダレー」。テニスの聖地ウィンブルドンのセンターコートに入る扉の上に、彼が書いた詩「if-」の一節が掲げられているほど、多くの人に愛され高い評価を得ているが、作品には帝国主義や白人優位意識が見受けられると批評もされている。1907年に41歳の史上最年少で、イギリス人初のノーベル文学賞受賞した。
- 【主催】
- 日本BeSeTo委員会 平成28年度 文化庁 戦略的芸術文化創造推進事業
- 【共催】
- 公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議
- 【助成】
- 一般社団法人東京倶楽部 Arts Council Korea