『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』

NIPPON・CHA!CHA!CHA!

2017年鳥の演劇祭10で上演した、今年没後20年を迎える劇作家・如月小春氏による『NIPPON CHA! CHA! CHA!』が、音楽に渋さ知らズの不破大輔氏、美術に建築家ユニット アトリエ・ワンを迎え、中島諒人の新演出で新しい作品として生まれ変わります。

2017年鳥の演劇祭10で上演した、今年没後20年を迎える劇作家・如月小春氏による『NIPPON CHA! CHA! CHA!』が、音楽に渋さ知らズの不破大輔氏、美術に建築家ユニット アトリエ・ワンを迎え、中島諒人の新演出で新しい作品として生まれ変わります。

作:如月小春

上演台本・演出:中島諒人(鳥の劇場)

出演:ホリユウキ (DULL-COLORED POP)  斎藤友香莉 絵理子 (劇団ホチキス) 菅沼岳 木村聡太 嶋村桜 川鍋知記 宮下泰幸 三橋麻子 小口響郁 下地萌音 チカナガチサト 関森絵美 齊藤頼陽 (鳥の劇場)

音楽:不破大輔(渋さ知らズ)

美術:アトリエ・ワン

音響:原伸弘(オハラ企画)

衣裳:KiЯi(tathagata)

ヘアメイク:安田茉耶(鳥の劇場)

物語

1964年東京五輪の直前(のような時代)。つぶれかかった靴工場に青年カズオが訪れる。カズオに長距離走の才能があることを知った社長の娘ハナコは、カズオに自社の運動靴を履かせ、活躍させることで製品を売り出そうとする。

マラソンデビューしたカズオはまさかの快進撃。オリンピック代表選考の大会に出場が決まるが……。

この作品には、二つの日本人の姿が描かれます。高度経済成長という祭を素朴に無邪気に謳歌する日本人、もう一つは1980年代終わりのバブルという祭に欲望ブヨブヨに浸る日本人。作家・如月小春は「祭」と日本人の関係を見つめようとしていたのだと、私は思います。

脚本の白眉といえるのは、不思議に長い歌の場面です。そこでは、「からっぽ」という言葉が繰り返し語られます。いつも誰かと自分を比較し、空気を気にし、論理よりも気分を尊び、結局気にしているのは損得のことばかり。「からっぽ」に向き合わないために、祭に没頭しているのじゃないのか。私たちは本当に「からっぽ」なのかということを、上演を通じて考えてみたいのです。

中島諒人

上演日時

  • 9月12日(土)16:00
  • 9月13日(日)16:00

9月

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会場

野外劇場

料金

大人:1,500円

18歳以下:500円

小学生以下:無料

【共催】
東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、フェスティバル/トーキョー実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)〕