戯曲講座
Lecture of a Play
戯曲とは芝居の台本のことです。小説と違って読むのにちょっとしたコツがいります。演出家中島諒人とともに戯曲を声に出して読み、作家の世界の読み解きを行います。戯曲がお好きな方、これまでなかなか参加機会がなかった方、どなたでもご参加いただけます。今回は、アメリカの有名劇作家テネシー・ウィリアムズの短編を取り上げます。
安部公房『棒になった男』を読む。
安部公房は、小説、評論、戯曲など多様な創作活動を通じて、集団と個人の関係を考え続けていた。特に戯曲ではその傾向が強い。9月の鳥の演劇祭で初演する「友達」という戯曲は、突き放されたような乾いた感覚の中で、家族が一つの集団として機能するために、その構成員に何を強いるのか、そして強いられた側の抵抗の可能性を描いている。「棒になった男」では、都市がその本性として個々の成員から個性を奪って行くさま、それへの反抗がどのように可能かを考えさせる。前回の別役実に続いて、今回も傑出した戯曲作家の魅力的な日本語をご堪能いただきます。
中島諒人
日時
- 9月12日(土)13:30〜15:30
9月
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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定員
20名
会場
お茶会ドーム
料金
1,000円(資料代含む)
テネシー・ウィリアムズ『ロング・グッドバイ』を読む。
グシャグシャの貧困や絶望の中、それでも不思議に輝く人間の姿を描くのが、テネシー・ウィリアムズ(1911-1983)の魅力です。参加のみなさんで声を出して読み、場面によっては少し演じたりもしながら、劇世界の豊かさを体感していただきます。古臭いと思った物語が、「今」のものであることを感じていただけるはずです。
中島諒人
日時
- 9月13日(日)13:30〜15:30
9月
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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定員
20名
会場
お茶会ドーム
料金
1,000円(資料代含む)