芸術が人間と自然とを結合するのは周知の事実であるが、芸術はまたすべての人間が起源と運命を共にするものであることに気づかせてくれる。

（ジョン・デューイ　アメリカの思想家　1859-1952）

国内外から集まる舞台芸術の力と、地域の人や歴史や場の力が組み合わさって、ここにしかない盛り上がりをつくる鳥の演劇祭。11回目となる今年も三週末を中心に、鳥取市鹿野町内のいろいろな場所で、演劇を中心に、楽しかったり、おもしろかったり、おいしかったり、感動したりの多彩な「出会い」をお届けします。

今回は、上演場所として二会場を新たに加え、さらに城下町エリアに演劇祭公式の食や展示の空間を設けます。国内外の優れた作品の提供と合わせて、地域の人や資源とのつながりを広げ、楽しみながら人やコミュニティについて考え、未来を想う、ここだけの祝祭の場をつくります。ぜひお越しください。

（フェスティバルディレクター　中島諒人）

演劇祭11　今年の注目ポイント

国内外の
優れた舞台が集結

韓国、香港、イギリス、アメリカからも

演劇といろんな人の
出会いを

障がいのある人、子ども、お年寄りが舞台で輝く

新しい会場が
2つ

くるびや、勝谷体育館を劇場に上演会場はなんと5ケ所

演劇 × 子どもラボ
の開催

演劇の力を、子どもの成長につなぐ方法の提案、実践

城下町エリアを
もっと盛り上げ

演劇祭直営のテーマハウス、お店、カフェなど多数出店

各公演会場をつなぐ
循環バス

最寄りのJR浜村駅、それから各会場間をバスがつなぐ

最終週は
地元の「わったいな祭」
と併催

毎年10月開催の地元恒例の祭が演劇祭とのコラボのために9月に引っ越し
てんこ盛りの週末で、
演劇祭を締めくくり

大人のための上演

Performance for Adults

『剣を鍛える話』

鳥の劇場［鳥取］

【日時】: 9月6日（木）19:00
9月7日（金）19:00
9月8日（土）18:00
9月9日（日）18:00
【会場】: 鳥の劇場［劇場］

『小さいサーカス“KNOT”－きずな』

NIKKI & JD［イギリス］

【日時】: 9月15日（土）20:00
9月16日（日）18:00
【会場】: 鳥の劇場［劇場］

※英語上演　日本語字幕

『お客さんたち』

プロジェクト・ホワイル［韓国］

【日時】: 9月22日（土）13:00
9月23日（日）13:00
【会場】: 勝谷体育館

※韓国語上演　日本語字幕

『THE RELIGION OF BIRDS－鳥の仏教－』

BATIK［東京］

【日時】: 9月22日（土）18:00
9月23日（日）18:00
【会場】: 鳥の劇場［劇場］

障がいのある人たちによる上演

Performed by Disabled People

障がいのある人の芸術活動が、美術分野を主にして盛んです。舞台芸術もさまざまな取り組みが国内外で展開されています。この二作品、まずは普通に舞台作品として観てみてください。それぞれに強烈な個性がありますが、ともに、生きることの意味を問いかける作品です、しかも楽しみながら。関連のシンポジウムも開催します。

『第四の壁』

TBTB［アメリカ］

【日時】: 9月8日（土）16:00
9月9日（日）16:00
【会場】: 鹿野往来交流館「童里夢」

※英語上演　日本語字幕

『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの－2018』

じゆう劇場［鳥取］

【日時】: 9月15日（土）16:00
9月16日（日）16:00
【会場】: 鹿野往来交流館「童里夢」

シンポジウム「生の時間を分かち合う　障がいと舞台芸術」

セッション１
「外国における実践　アメリカでの事例を中心に考える」

【日時】: 9月9日（日）10:30～12:00
【会場】: 鳥の劇場［ホワイエ］

セッション２
「日本における実践　舞台芸術を身近なものに」

【日時】: 9月15日（土）18:00～19:30
【会場】: 鳥の劇場［ホワイエ］

大人も楽しめる子どものための上演

Enjoyable Performance for both Adults and Kids

「子どものためのお芝居だろ」などと軽く見てはいけません。シンプルな物語の中に、人としての大切なメッセージがこもっていたり、俳優の体や声のおもしろい遊びが楽しめたり。大人にとっては、子どもの笑い声の中で芝居を見られるのが、何より特別な贈り物ですよね。

『おじいちゃんのちいさなひみつ』

劇団うりんこ［愛知］

【日時】: 9月16日（日）16:00
9月17日（月・祝）13:00
【会場】: 勝谷体育館

『どろぼうがっこう』

鳥の劇場［鳥取］

【日時】: 9月17日（月・祝）11:00
【会場】: 鳥の劇場［劇場］

若い人たちによる上演

Performed by Young People

若い舞台芸術家や勉強している人たちが、作品の発表を通じてお客さんと出会い、他の上演作品とも出会い、それらを通じて一段深く自分の今の表現、そして自分自身にも出会い直す。そういう苗床のような場として、演劇祭が機能するのはとてもいいことだと思っています。11回目の今回から、この役割を演劇祭の重要な柱に加えました。

アジア・ダンスの芽

香港若手振付家2組と八頭高校書道部 with 康本雅子

【日時】: 9月8日（土）13:00
9月9日（日）13:00
【会場】: 勝谷体育館

『極東ラブストーリー』

鳥取の高校生×目黑大路［鳥取］

【日時】: 9月15日（土）13:00
9月16日（日）13:00
【会場】: 議場劇場

『主なき土地』

韓国芸術総合学校［韓国］

【日時】: 9月22日（土）16:00
9月23日（日）16:00
【会場】: 鹿野往来交流館「童里夢」

※韓国語上演　日本語字幕

コミュニティとともに作った作品

A Production with the Community

演劇やダンスを通じて見なれた風景が少し違って見える。よく知った人が新しい顔を見せる。舞台芸術がいろいろな人の生活の中に入り込み、それが媒介となって人や景色を異化する。面倒くさく言うと、そういうことをねらった企画です。楽しいですから、ともかく観てみてください。きっと「なるほどなぁ」と思ってもらえます。

お年寄りのダンス

【日時】: 9月8日（土）20:00
【会場】: 鳥の劇場［ホワイエ］

「お年寄りのお年寄りによるみんなのための演劇」リーディング上演『瞼の母』

【日時】: 9月17日（月・祝）13:00
【会場】: 鹿野往来交流館「童里夢」

演劇 × 子どもラボ

Theatre × Kids Laboratory

長い時間をかけて蓄積された演劇という表現は、人間のあたまとからだを刺激する実に多様な知恵を秘めています。このラボ（実験室）では、社会が大きく変わろうとするこの時代・社会状況の中で、その知恵を子どものためにどのように生かすことができるかを、子育てや人の成長という視点で、さまざまな切り口から考えます。

産み育てを考えるワークショップ

【日程】: ① 9月7日（金）・8日（土）・9日（日）
② 9月14日（金）・15日（土）・16日（日）・17日（月・祝）
【時間】: 10:00～12:00 ＆ランチタイム（12:00～13:00）出入り自由
【会場】: くるびや劇場

公開！小鳥の学校

【日時】: 9月17日（月・祝）15:00
【会場】: くるびや劇場

おやこ演劇ミーティング

【日時】: 9月22日（土）
9月23日（日）
【会場】: くるびや劇場　他

その他のプログラム

Other programs

青山学院大学　鳥取分室

キッズサマーワークショップ　iPadでマジック映像をつくろう！

【日時】: 9月2日（日）
【会場】: しかの心付近

※対象：小学1年生～中学3年生

鹿野ぶらぶら町歩き

【日程】: 9月8日（土）
9月15日（土）
9月16日（日）
【時間】: 各日11:00～12:00

【集合場所】鳥の劇場玄関前

「小鳥の家族×鳥の演劇祭11」
～劇場に泊まるキャンプ編～

【日程】: 9月8日（土）
9月15日（土）
9月16日（日）
9月22日（土）
9月23日（日）
【時間】: 各日［撮影会］13:00～17:00
（解散）2日目8:00
【会場】: 鳥の劇場

【集合時間】受付時にお伝えします

パーティー

オープニング・パーティー

【日時】: 9月8日（土）20:00～21:30
【会場】: 鳥の劇場［ホワイエ］

クロージング・パーティー

【日時】: 9月23日（日）20:00～21:30
【会場】: 鳥の劇場［ホワイエ］

ナイトイベント

【日時】: 9月15日（土）18:00～
9月16日（日）18:00～
【会場】: 鳥の劇場・光輪寺

プログラム一覧