コロンビア生まれの演出家の自伝的一人芝居。南米から欧州に渡った彼が夢みたこと。

上演団体
オマール・ポラス[スイス]
日時
9月16日(土)・17日(日)18:00
各回アフタートークあり
上演時間
80分
会場
鳥の劇場 [劇場]
料金
大人 2,800円*/学割 1,000円/18歳未満 500円
*カフェで使用できる1ドリンクチケット付き
対象年齢
8歳以上
上演言語・字幕
フランス語上演/日本語字幕
手元字幕
日本語・英語

© ARIANE CATTON BALABEAU

© ARIANE CATTON BALABEAU

© ARIANE CATTON BALABEAU

プログラムについて開く

舞台の魔術師オマール・ポラスが、自らの半生に基づく物語を演じる自伝とフィクションが混じった不思議な一人芝居。南米で生まれヨーロッパを夢見た少年は一人フランスに渡り、人形劇でわずかな金を稼ぐ日々を過ごす。さまざまな出会い、そして演劇が彼を導く。波乱万丈の人生を詩情豊かにユーモラスに語り上げます。

あらすじ開く

ある男の物語から、哲学的な物語が生まれました。そこには、国境はなく、棒高跳びで海を越え、月と語り、幻想が生まれます。

『私のコロンビーヌ』はアリスの鏡の交差地であり、アーティストはその変わりゆく姿の中に故郷の祖先の名と夢を持ち続けます。

子供、男、女、魅惑的な人、恥ずかしがり屋、うねる体に、隙のない体。。すべては、リズミカルに輝く数多の反芻を通して、オマール・ポラスが経験する身体と声であり、それらがこの作品を俳優による総合芸術たらしめています。

出演者/スタッフ開く

作:ファブリス・メルキオ

演出・出演・美術・衣装:オマール・ポラス

演出助手:ドメニコ・カルリ

外部アドバイザー:アレクサンドル・エテーヴ、フィリップ・カール

音響デザイン:エマニュエル・ナッペイ

音楽監督・ピアノ:セドリック・ペシア

振付協力:伊藤郁女

小道具:レオ・ピッチレッリ

照明:オマール・ポラス、マルク=エティエンヌ・デスプラン、マティアス・ロシェ

舞台監督:ガブリエル・スクレナー

音響:マキシム・インバート

照明:マティアス・ロシェ

スペシャルサンクス:エマニュエル・リッチ、タニア・ダンブロジオ、イヴァン・シュラッテ

製作:ム・ストラム・グラム劇場、TKMクレベール=メロー劇場

著作権エージェント:L'ARCHE- agence théâtrale(ファブリス・メルキオの代理人)

演出家からの言葉開く

観客のみなさまは、くつろいだ空気の中で、この詩的なソロ作品を通じて私の中に眠る国々に出会うでしょう。宇宙となった国々は、川のように無常で、私の中で燃え盛る炎の身体のように生きて、自らを表現します。

この炎は、舞台の上でイメージの魔法や音の比喩の図書館に火をつけます。トランスのなか踊る身体が空間を占領し、私の祖先の脊椎、私の過去や現在といった風景となっていきます。

演出家プロフィール開く

オマール・ポラス

コロンビア・ボゴタ生まれ。1990年にスイス・ジュネーブにて「テアトロ・マランドロ」を設立。『ファウスト』『ドン・ファン』『バッコスの信女』『血の婚礼』などの古典戯曲から、『私のコロンビーヌ』などを含めた現代作品も手掛ける。

日本との親交も深く、これまでもワークショップや上演活動を行っている。2012年には静岡県舞台芸術センターと共同制作となる『ロミオとジュリエット』を演出し、2013年にはヨーロッパで上演を行った。