シェイクスピアは、日本での江戸時代初期に、時代や地域を超えて変わらない人間の本質を掘り下げました。水野さんとお話ししていて、どうもそれだけではない、資本主義黎明期にその本質を見抜いていたのではないかと聞きました。優れた戯曲は未来の課題を予測してしまう。必見必聴のレクチャーです。
水野和夫
法政大学法学部教授(現代日本経済論)。早稲田大学政治経済学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了(博士、経済学)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミスト、内閣府大臣官房審議官、内閣官房内閣審議官などを歴任、2016年より現職。著書に『次なる100年』東洋経済新報社、『資本主義の終焉と歴史の危機』集英社新書など。