『授業』
The Lesson
百景社[茨城]
Hyakkeisha
2009年利賀演劇人コンクールで優秀演劇人賞を受賞した、
イヨネスコのグロテスクな不条理劇を新演出にて上演。
The Lesson
Hyakkeisha
2009年利賀演劇人コンクールで優秀演劇人賞を受賞した、
イヨネスコのグロテスクな不条理劇を新演出にて上演。
The Lesson
Hyakkeisha
不条理演劇を代表する劇作家として知られるイヨネスコの初期の戯曲「授業」。1951年の初演以来、さまざまな国や地域で上演されています。教授と女生徒、女中の3人だけが登場するこの戯曲は、「教育」の名の下に行われる思想やイデオロギーの強要や暴力を、ブラックなユーモアで描いています。2009年に利賀演劇人コンクールで優秀演劇人賞を演出、俳優ともに受賞した作品を新演出で上演します。
作:E・イヨネスコ
翻訳:安堂信也 木村光一
演出:志賀亮史
出演:村上厚二 山本晃子 鬼頭愛 国末武 星善之 川田章子
物語
一人の女生徒が「授業」を受けようと、教授のもとを訪れる。数学の「授業」から始まって言語学の「授業」へ。教授の「言葉」は次第に意味を失っていき、やがて「言葉」は「暴力」へとたどり着く。
2009年に利賀演劇人コンクールで「授業」を上演し、賞を頂いた。たまたまなのだが、受賞してからちょうど10年になるタイミングで、再び上演することになった。
10年経った世界の情勢は、イヨネスコが描く不条理とグロテスクな劇世界にますます似てきているようにも思える。
政治家はあやまちは認めず、強弁することであやまちはなかったことになる。ニュースは真偽関係なく、世界を駆け巡り、人々はそれに踊らされる。人々は信じたいものしか信じず、相対化した倫理は歴史の針を逆戻りさせようとしているかのようだ。言葉がその意味をはぎ取られ、暴走して行く現象が世界に溢れている。
今、このときに教授が「授業」を行う。その意味をもう一度考えてみたい。
志賀亮史
志賀亮史
1979年生まれ。演出家、百景社主宰。
2000年に利賀の演出家コンクールの参加を機に、劇団「百景社」を旗揚げ。
以後、百景社の作品ほぼ全ての演出を行う。主な演出作品に、『ロミオとジュリエット』(シェイクスピア)、『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治)、『走れメロス』(太宰治)などがある。
利賀演劇人コンクール2009優秀演劇人賞(演出)受賞。
2015年よりBeSeTo演劇祭実行委員会(日本)国際委員。
2000年に志賀亮史を中心に結成。茨城県南を拠点として公演活動を行う。利賀演劇人コンクール2009にて優秀演劇人賞をW受賞(演出・俳優)。それ以降、日本各地や台湾、中国、韓国といった海外でも上演を行うなど、活動の場を広げている。
2013年に茨城県土浦市にアトリエを構えてからは、百景社作品以外にも日本各地や海外からの団体を招聘するなど、地域の芸術文化の拠点とするべく活動している。
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