『記憶の場所』
A place of memory
普遍的劇団[韓国]
Common Theatre
旧石器時代の洞窟と強制移住させられた人たちの墓が残る
カザフスタンのウシュトベ。
壁画の調査にやってきた学芸員はそこでおかしな夢をみる。
A place of memory
Common Theatre
旧石器時代の洞窟と強制移住させられた人たちの墓が残る
カザフスタンのウシュトベ。
壁画の調査にやってきた学芸員はそこでおかしな夢をみる。
A place of memory
Common Theatre
ディアスポラ(民族離散)は、韓国の文学や演劇において重要なテーマです。社会的弱者への共感を活動の根幹にすえる普遍的劇団は、19世紀から20世紀の朝鮮半島の人たちの、中央アジアへの強制移住の歴史を踏まえて、この現代劇を創作しました。普通に暮らす人たちの穏やかな生活が、政治や国家の力によって翻弄される姿を描き、朝鮮半島の過去や現代世界を見つめます。
作:イ・ボラム
演出:クォン・ジヒョン
出演:イ・セヨン パク・ギリュン イ・ユンジェ キム・ジンボク チェ・ヨンソク
物語
舞台はカザフスタンのウシュトベ。高麗人が強制移住させられた場所であるウシュトベでは、彼らの墓と旧石器時代の古代壁画が描かれている洞窟が共存している。壁画を博物館に複製展示するため、ウシュトベにやって来た学芸員のドンウク。3万5千年前の美しい壁画と無数の死が共存するこの場所で、彼はおかしな夢を見る。
李氏朝鮮末期の1860年代、帝政ロシアは、住む人のほとんどいない極東の沿海地域を入植地として開放し、祖国で飢饉に襲われた朝鮮半島北部の農民たちが多数移住した。さらに、1910年に朝鮮が日本に併合されると、その政治的・経済的圧迫を逃れ、より多くの朝鮮人がロシア領へと流入した。しかしスターリン時代、ソビエトと日本の国境紛争が悪化すると、朝鮮人が日本のスパイになることを恐れ、中央アジア(カザフスタン、ウズベキスタン)へと強制的に移住させた。
11月
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鹿野往来交流館「童里夢」