『弱法師』
Yoroboshi
わが街の小劇場[沖縄]
SMALL THEATER OF WAGAMACHI
沖縄を拠点に活動する本作演出の福永武史は、
この作品で2018年の利賀演劇人コンクールにて優秀演出家賞を受賞しました。
Yoroboshi
SMALL THEATER OF WAGAMACHI
沖縄を拠点に活動する本作演出の福永武史は、
この作品で2018年の利賀演劇人コンクールにて優秀演出家賞を受賞しました。
Yoroboshi
SMALL THEATER OF WAGAMACHI
わが街の小劇場は、沖縄の現代演劇の新しい拠点として、地域でそして全国的にも少しずつ注目を集めています。その劇場を運営する福永武史さんと、そこに集う若い演劇人が一緒に作った本作『弱法師』は、2018年利賀演劇人コンクールで優秀賞を得ました。そして今年7月に鳥の劇場に約一週間滞在して、その作品を練りに練り、彼らの現在が詰まった作品となりました。
作:三島由紀夫
演出・出演:福永武史
出演:福永武史 仲嶺雄作 上門みき 当山彰一 前田夏子 新垣七奈
物語
五つの時、戦火で失明した浮浪児、俊徳が二十歳となる。生みの親が現れ、育ての親と家庭裁判所にて彼の親権を争うのだが、次第に彼らは俊徳に制御されてゆく。埒の明かない二組の両親は追い出され、俊徳は調停員に話しはじめる。自分の目に焼き付いたものを。
演劇を創作するにあたり、私にとって必要なもの、それは俳優の肉体と空間である。創作現場においてこれこそが私の想像力を刺激する。頭の中でどれだけイメージをこねくり回してみても、現場で実験してみることのほうが遥かに効率がいい。効率?フフッ。私たちは足もとの土を繰り返し、繰り返し踏みしめている。ただただ踏みしめるという行為を繰り返している。そしてさも前進している錯覚をもってゴールに到達したと錯覚する。この徒労こそが創作そのものだと思っている。
福永武史
福永武史
1996年、大学在学中から演劇を始める。郷土沖縄にこだわりつつ、継続的かつ精力的に舞台に立つ。また、演出家、脚本家としても活動し、「2018年利賀演劇人コンクール優秀演出家賞」受賞。自ら管理人を務める「わが街の小劇場(沖縄県那覇市)」ではプロデュース作品を演出、圧倒的な世界観をつきつけている。
沖縄県那覇市の空き店舗だった建物に手を加え2011年に開場した、客席数40席ほどの劇場。福永武史がオーナーを務める。この劇場を中心に活動する劇団や沖縄公演を実施する県外の劇団もあり、沖縄の現代演劇の今を知ることができる場所となっている。この劇場という空間を会して集まった集団の名前でもあり、自分たちの主催公演を定期的に行っている。
10月
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鹿野往来交流館「童里夢」
【助成】文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人ごうぎん鳥取文化振興財団