『shuffleyamamba 』
shuffleyamamba
余越保子[京都]
YOKOSHI Yasuko
長年NYで活躍した振付家の最新作。鹿野などでの滞在制作を経ての上演です。
日本でのコンテンポラリーダンスの可能性を問いかけます。
shuffleyamamba
YOKOSHI Yasuko
長年NYで活躍した振付家の最新作。鹿野などでの滞在制作を経ての上演です。
日本でのコンテンポラリーダンスの可能性を問いかけます。
shuffleyamamba
YOKOSHI Yasuko
余越さんの作品は、論理性と身体性の両方がとても充実して、そのバランスも素晴らしいところが魅力です。鳥の劇場での滞在制作を経ての上演です。今回も能の山姥を入り口にして、西洋と東洋の対比、ジェンダーの問題などに、ダンスを通じてしかアプローチできない方法で切り込みます。ブロードウェイミュージカルにも主演歴のあるシンガーのゲルシー・ベルさんの歌声にも大注目です。
構成・演出・映像・監修:余越保子
共同演出・音楽・出演:ゲルシー・ベル
ドラマトゥルク:筒井潤(dracom)
振付・ゲスト出演:砂山典子(dumb type)
共同振付・出演:上野愛実 大崎晃伸 渋谷陽菜 西岡樹里 福岡さわ実
テクニカルディレクター・映像技術 :粟津一郎
照明プラン:三浦あさ子
照明オペレーション:三枝淳
音響デザイン:西川文章
衣装:岩崎晶子
バーレスク衣装・小道具協力:砂山典子
美術提供:出川晋
制作:竹宮華美
プロデューサー:川崎陽子
世阿弥の描く山姥が好きだ。善も悪も、見方を変えれば、それはひとつの森羅万象の現象にすぎない、という哲学が優しく、潔い。夫や恋人など他者を介在することで女性性を際立たせる作品が多いが、女性の視点のみが物語の中枢を司るという点で、能の山姥は特殊だ。音楽を担当するゲルシー・ベルにとっても、日本人にとっても、能は訓練法や徒弟制度を理解するには敷居が高く、近寄りがたい。しかし、実験音楽やコンテンポラリーダンスの力を借りれば、越境できてしまう。ゲルシーが能の摩訶不思議な世界を自身の訓練を背景にしてスイスイと自分のものにして曲作りをしていくプロセスに立ち会うことは爽快だ。身体を容器として捉えれば、女の「わたくし」は消滅し、性別を超越した存在へとトランスし、山姥が象徴する森羅万象としての身体が現れるのではないか、と若いダンサーたちに問いかけ続けた。舞台上で移り舞を行い、身体を様々に変身させていくダンサーたちの「成りゆく」プロセスを見ていただきたい。
余越保子
余越保子
広島県出身、京都在住。1996 年より2013年までニューヨークをベースに作品を発表し、その後拠点を京都に移す。2003年、2006年にベッシー賞を連続受賞。日本で初めて制作したダンス作品『ZERO ONE』は2013年鳥の劇場での滞在制作から3年に渡ってリ・クリエーションと発表を重ね、2015年には、NYタイムズ紙「2015年のダンス・ベストテン」に選出。日本とアメリカの文学、歴史、ポップカルチャーを題材にしたダンス作品や映画の自主制作などの創作活動に加え、若手アーティストの育成にも積極的に取り組んでいる。
11月
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旧小鷲河小学校体育館
【製作】余越保子
【共同製作】城崎国際アートセンター(豊岡市)
【製作協力】鳥の劇場
【助成】公益財団法人セゾン文化財団
【協力】田茂井廣道
京都芸術センター制作支援事業
国際交流基金パフォーミングアーツジャパンプログラム