『「マクベス」からさまよい出たもの』
Things Wandering off “Macbeth”
じゆう劇場[鳥取]
JIYU Gekijo-Freedom Theatre
障がいのある人、ない人がいっしょになって、
シェイクスピアの名作から大まじめにはみ出します。
本作の主題は「野望」と「権力」。
Things Wandering off “Macbeth”
JIYU Gekijo-Freedom Theatre
障がいのある人、ない人がいっしょになって、
シェイクスピアの名作から大まじめにはみ出します。
本作の主題は「野望」と「権力」。
Things Wandering off “Macbeth”
JIYU Gekijo-Freedom Theatre
今年のじゆう劇場は、シェイクスピアの『マクベス』を題材に、「権力」や「闘争」について見つめています。障がいのある人にも、権力への欲望、社会的活躍を求める気持ちが、当然あります。誰もの奥底に眠るこの欲望を、演劇を通じて見つめていたら、宮崎の劇作家の永山智行さんの『配役』という台本にも出会い、劇世界がますます膨らみました。自由について考えるじゆう劇場、新作初演です。
原作:W.シェイクスピア
構成・演出:中島諒人
出演:じゆう劇場(石井優美 井谷優太 北村未菜 木山紅葉 國岡由佳梨 島田ひかる 武内美津子 西垣伸子
福角幸子 福角宣弘 藤木恵子 三好眞比郎 山本英子 和田尚也 齊藤頼陽 高橋等 安田茉耶)
障がいのある人の参加する演劇について
「スポーツにはオリンピックとパラリンピックの区別がある。しかし、アートにはその区別がないところが素晴らしい」というのは、ニューヨークのオフブロードウェーで高い評価を得ながら活動しているTBTB(1979年設立の障がいのある俳優を中心とした劇団。創立時は視覚障がい者のみによったが、現在は障がい種を限定しない。鳥の演劇祭にも三度招聘。)の芸術監督ニコラス・ヴィセリさんの言葉。全く同感である。それが人の心を動かすものであるかどうか、芸術の世界ではそれだけが評価の基準。だから「障がい者アート」という枠組みや「障がいのある人が作りました」みたいな注釈は、本当はナンセンス。そういうレッテルが消える日が将来来るなら、それが共生社会というものだろう。それまでの過渡的な道具としてなら、「障がい者アート」という言葉もありかもしれない。ともかく見てもらいたい、見てもらわなければ、レッテルが消える日も来ないから。鳥の演劇祭では、障がいのある人による演劇作品の紹介を、ミッションの一つと考えている。
鳥の演劇祭芸術監督 中島諒人
鳥の劇場プロデュースのもと、2013年8月に活動を開始したプロジェクト。障がいのある人、ない人がいっしょに舞台を作り、日常では隠れがちなそれぞれの豊かさを発見し、観客と分かち合うことを目指す。継続的に作品を作り、鳥取県内外で作品を発表。2017年には「日本/フランス 障害者の文化芸術国際交流事業 2017ジャパン×ナントプロジェクト」でフランス・ナント市での公演も実施し、大好評を博した。
シェイクスピアの四大悲劇の一つ。勇猛果敢だが小心な一面もあるスコットランドの将軍マクベスは、戦いに勝って帰還する途中の荒野で三人の魔女と出会い、「いずれ王になるお方」と予言される。その予言に突き動かされるように、妻と謀って主君ダンカンを暗殺し王位に就く。が、内面・外面の重圧に耐えきれず錯乱して暴政を行い、ダンカン王の息子・マルカム王子らの復讐に倒れてしまう。
11月
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鹿野町総合福祉センター
【主催】鳥の劇場運営委員会
【協力】鳥取県
【助成】2019年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業