舞踊劇 『蝉細工の思い出』
Memories of Hairy Monkey Figurines
北京演芸専修学院[中国]
Beijing institute of Performing Arts
中華民国時代の北京が舞台。革命に巻き込まれていく三人の幼なじみの青春を、
民俗芸能の魅力にあふれる舞踊劇として上演。
Memories of Hairy Monkey Figurines
Beijing institute of Performing Arts
中華民国時代の北京が舞台。革命に巻き込まれていく三人の幼なじみの青春を、
民俗芸能の魅力にあふれる舞踊劇として上演。
Memories of Hairy Monkey Figurines
Beijing institute of Performing Arts
革命という巨大な波に巻き込まれた若者の喜びや悲しみを、北京の民間芸能の魅力あふれる舞踊劇により描きます。三味線、京胡、曲笛、北京太鼓といった民族楽器を用い、中国舞踊をベースに多様な表現手法を用いながら、美しく流れるように劇世界が展開します。言葉を用いない舞踊劇の豊かさを満喫していただける作品です。北京ローカルの伝統が随所に散りばめられていることにもご注目ください。
作:李天翼
演出:毛躍新
舞台演出:姜媛
視覚効果:任冬生
作曲:任安
舞踊振付:張麟 丁玲 紀靚
照明:馬博 李超
舞台美術・道具:王立峰
服飾:呉少華
デザイン:張亜瓊
統括:侯海倫
出演:朱凱龍 韓煜 周銘
物語
中華民国時代の北京。「蝉細工」(毛猿)に惚れ込み、才能に恵まれる毛小五、師匠につき「京韻太鼓」を習っている宜娘、「飴細工」の名人を目指す糖人宝の三人は幼馴染である。混沌とした時代を生きながら、日々成長する三人の関係も少しづつ変化しはじめ、宜娘は控えめの毛小五と情熱的な糖人宝の間で気持ちが揺れ動く。
宜娘が初舞台に立った晩、革命の炎が北京に燃え広がり、悲運の扉が開く。動乱の中、糖人宝と宜娘が相次いでこの世を去ってしまい、兄弟のような友と最愛の妻を失った毛小五は、最も得意とする蝉細工の「毛猿」にすべての美しい記憶を封じ込む。
そして北京は解放され、平和な生活が戻った。歳とった毛小五は頑として蝉細工を守り続け、「毛猿」を通して若き三人の物語を語り続けている。
毛躍新
中国歌劇・舞劇院所属の演出家。舞踊演出家。北京豊台舞踊家協会副会長。
安徽師範大学客員教授。
2017年には、習近平国家主席が主催する、アメリカトランプ大統領歓迎宴会やサウジアラビア国王歓迎宴会の演出を担当した。他にも数多くの歌劇や音楽劇の演出を行っている。
マスメディアグループが運営する演劇大学。現代劇・映画・ドラマ俳優養成、アナウンサー養成、映画・ドラマ制作、音楽、声楽、舞踊などのコースが設けられ、中央戯劇学院、北京電影学院や中央音楽学院といった著名な演劇大学や関係業界で活躍しているプロを講師として迎えている。
近年ではアジアをはじめ、米国やヨーロッパの国々とも国際交流を展開しており、学生の国際視野の育成を促している。
学院が製作した本作品、舞踊劇『蝉細工の思い出』は、北京文化芸術基金2017年度助成金獲得。第6回中国大学演劇祭において、「優秀演目」及び「舞踊編集グランプリ」を受賞した。
北京の伝統的な手芸の一つであり、四つの漢方薬材で作られている。蝉の抜け殻がその頭と四肢を、辛夷(白モクレンの花の骨格)がその骨格を作り、白芨(シランの球茎)が接着剤として、木通(アケビ)が道具に用いられる。出来上がった蝉細工は可愛くて毛がもじゃもじゃしているため、「毛猿」と名づけられている。
飴細工は、一昔前の北京の露店市でよく見かけられた。柔らかく煮詰めた飴を手に取り、空気を吹き込みながら、指先で素早く生き生きとした小鹿、金魚などの動物や提灯、孫悟空などのキャラクターを作り出す。
10月
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旧小鷲河小学校体育館