演劇を通じた三カ国の学生交流
道教の思想家である荘周(荘子)は官職につくことを拒み、隠遁生活を送っている。その妻・田氏は、古い友人の恵施が官職で出世をしていることを羨み、質素な生活に不満を抱くようになる。荘周はそんな妻の忠誠心を試すために、漆の木の毒液を飲み干して仮死状態となり、颯爽として気品のある楚国の貴公子として妻の前に再び姿を現す。田氏は未亡人としての貞淑と新しい恋の炎の間で苦悩し、最終的に毒に侵された楚の貴公子を救うために、剣で棺を割り、荘周の骨髄を解毒剤として取り出そうとするが、思いがけず夫を蘇らせてしまう。
真実が明かされると、“愛とは何か”という究極の問いへの答えとして、田氏は自らの命を絶つ。そして、荘周はこの残酷な試みが、自らの臆病さから生まれたものであったことを思い知らされる。劇の終盤、田氏は炎の中から蝶へと変身し、荘周は盆を叩きながら歌いあげる。野心も欲望も、生死さえも――あらゆる執着が道家の説く「万物斉同(ばんぶつせいどう)」の境地のもと、大いなる夢のように消え去っていくのであった。
脚本:陳夢梵
演出:葛袁亮
出演:朱瑀晗 李雨軒 彭浩然 張高健 徐諾
製作総指揮:郝戎
エグゼクティブプロデューサー:孫大慶
芸術監督:楊碩、李珊
国際担当:琚萍
制作:江丹
舞台美術デザイン:張華翔
照明デザイン:曲明
衣装デザイン:崔曉東
メイクデザイン:孫曉紅
影絵・人形デザイン:李姝特
映像デザイン:李東青
作曲/編曲:尉港垣
サウンドデザイン:杜思亮
無形文化遺産顧問:党飛華
中央戯劇学院
中華人民共和国で最初に設立された演劇教育の高等教育機関であり、中国における演劇・映像芸術教育の最高学府で、世界的にも著名な芸術大学の一つ。
演技、演出、劇作などを含む13の学科があり、演劇研究および芸術理論研究に関する学士から博士までの一流の教育課程を有する。また、博士課程を取得した研究員のための研究拠点も設置している。
同学院は、国内でも唯一の国家レベルの教員による演技指導や独自の特色ある演出指導を誇る。また、ミュージカル分野における革新的技法の実験拠点や演劇における実験的指導方法の実演施設なども備えている。