トーク「“障がい”を戯曲から考える」
差別のない社会のために劇場に何ができる?障がいを越えていく戯曲の挑戦。
- 日時
- 9月16日(月・祝)13:30~15:00
- 会場
- 鳥の劇場 [ホワイエ]
- 料金
- 大人1,000円/18歳未満500円/未就学児無料
- 上演言語・字幕
- 日英逐次通訳、手話通訳あり
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この週の障がいを主題にした戯曲リーディング。そのコンテストのお手本はアメリカニューヨークのクイーンズシアター。そのディレクター・ロブさんに、クイーンズシアターのTHEATRE FOR ALLプロジェクトについて聞くのが前半。後半は、短編戯曲の書き方にフォーカス。昨年コンテストの入選作を取り上げ、ロブさん、日本の劇作家、永山さん、大岡さん、坂本さんと、各作品の魅力を話しながら良い短編戯曲について考えます。
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ロブ・ウルビナティ (劇作家・演出家)
永山智行(劇作家・演出家)
大岡淳(劇作家)
坂本鈴(劇作家)
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ロブ・ウルビナティ
ニューヨークを拠点に活動するフリーランスのディレクター兼劇作家。
これまでにパブリックシアター、カルチャープロジェクト、アビンドンシアター、クラシックステージカンパニー、パールシアター、ニューヨーク大学、そして海外の劇場や大学でディレクターを務める。現在はクイーンズシアターでニュー・プレイ・ディベロップメント(新しい演劇作品を開発するプログラム)のディレクターを務めている。著書に「プレイリーディング:演劇人のための完全ガイド(Play Readings: A CompleteGuide for Theatre Practitioners)」がある。アメリカ劇作家組合及び舞台監督・振付家協会のメンバー。
永山智行
1967年生。劇作家、演出家。宮崎県の三股町立文化会館をフランチャイズとする劇団こふく劇場代表。2001年『so bad year』でAAF戯曲賞受賞。2006年から約10年間、公益財団法人宮崎県立芸術劇場演劇ディレクターも務めた。
2007年からは劇団として、障がい者も一俳優として参加する作品づくり(みやざき◎まあるい劇場)をはじめ、質の高さ、活動の社会的な広がり、その両面から高く評価されている。
2022年4月に初の戯曲集「ロマンス/いきたひと/猫を探す」(而立書房)を刊行。
大岡淳
劇作家・演出家・批評家。1970年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。現在、SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部スタッフ、株式会社ゼロメガ相談役、武久出版株式会社編集部顧問、河合塾コスモ講師を務める。主要戯曲作品に、劇団渡辺『帝国』(渡辺亮史演出/2010年)、SPAC『王国、空を飛ぶ!』(大岡淳演出/2015年)、SPAC『1940 ―リヒャルト・シュトラウスの家―』(宮城聰演出/2017年)など。翻訳戯曲に、ベルトルト・ブレヒト作『三文オペラ』(共和国刊/2018年)がある。
坂本鈴
劇作家、演出家、劇団だるめしあん代表、劇作家女子会。リーダー。
1982年生。熊本県出身。昭和音楽大学非常勤講師。桐朋学園芸術短期大学講師。NHK文化センター「脚本を書いてみよう!」講師。
劇団ひまわり、かわせみ座、劇団ポプラなど、児童劇団や人形劇団にも脚本提供をし、中学校の演劇発表会や高校演劇大会の審査員を務めるなど教育面での活動も行っている。
2018年より劇作勉強会を開講。2020年よりオンラインに移行し、2022年は全12回のオンライン講座に40名以上の通期受講生が集まる。
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文化庁委託事業「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
主催:文化庁 特定非営利活動法人鳥の劇場
制作:特定非営利活動法人鳥の劇場