とことこダンサーズという名前が、まずはかわいいですよね。豊岡の小学生のダンスグループで、鳥の演劇祭でも上演できないかという問い合わせをいただきました。鳥の劇場でも子どもを対象とした演劇事業「小鳥の学校」をやっているので、ぜひ応援したいという思いもあり、記録の映像も見せてもらったらおもしろかったので来てもらうことにしました。子どもが表現に集中すると、その人の人間の芯のようなものが、ボワッと見えてくる感じがして、そういう瞬間がとても貴いと感じます。豊岡からとことこ来てくれるので、みなさんもとことこ観に来てください。
振付・音楽・美術・衣裳・出演:とことこダンサーズ
構成・演出・振付:千代その子
演出・振付補佐:谷垣優
音楽:ミウラ1号
美術:出川晋
衣裳:新井海緒
舞台監督:米澤百奈
制作:橋本麻希
とことこダンサーズは兵庫県豊岡市の城崎温泉で2019年に結成した小学生のダンスカンパニーです。国内外で活躍するアーティストや地域の方々と交流しながら、毎年メンバーを募集し、ゼロからダンスをつくり発表しています。『きいろとハピネス』は、結成5年目の節目にレパートリー作品として生まれました。子どもたちを取り巻く社会について、子どもたちとの対話から出てきたキーワードやそれぞれの主張、想いを散りばめた作品です。「誰に何をいわれようと私は私だ」と本来の自分を見つけていく姿を描いています。この作品が、子どもの幸せについて、私たち一人一人があらためて向き合い考えるきっかけになることを願っています。
共催:一般社団法人ダンストーク